今回は考察となります!
読書好きな筆者ですが、今まで読んだ本から学んだ現在の金融市場の動向と今後の推測を立ててみました!興味のある方はご一読していただければと思います!
金融機関がCLO債へ投資する理由とは?
日本では農林中央金庫、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行などが、高利回りのCLO債へ投資していることが、須田慎一郎著「コロナ後の日本経済」、黒川敦彦著「ソフトバンク崩壊の恐怖と農中・ゆうちょに迫る危機」で指摘されています。CLO債は、原油債権を高利回り化した債権ですが、これをどんどん買い付けているのが指摘されています。では、なぜ高利回りの危険な債権を買うのかと考えると、
・日本の金利が安いから
この点につきると言えます。日本の金利が上がらなければ、預金しても資産は増えないので、高利回り案件に飛びついている企業が複数いるというのが現状だと言えます。
金利を上げるのは不可能なのか?
日本は現在、特例公債の上限を無視して、赤字公債を発行しつづけています。日本の借金は約1,100兆円であり、金利を上げると毎年、借金の額が膨大に膨れ上がり、金利分くらいしか返還できない、これが今の日本政府の収支だと考えます。その為、政府は今後、税率を上げて回収していくしかない状況と言えます。
考えられる道とは?
このような状況の中で、考えられるのは主に2つの道だと言えます。
①利回りの良い債権に投資しつつ、少しずつ借金を返す
②一旦破綻して、ゼロの状態からやり直す
①の場合だと、経済成長している国では期待できます。しかし、日本は少子高齢国家の為、今後は先細りが推測されており、かなり厳しいと言えます。ジム・ロジャース著「危機の時代」においても、今後の日本は相当厳しいと指摘されていることからも、今後の日本の厳しさを伺い知ることができます。
②については、破綻しないまでも、税率はどんどん上がっていくと推測できます。消費税に限らず、たばこ税、所得税などなど、財政収支のバランスがとれるようになるまでは不可避と言えます。
日本は国内で一億人いる市場なので、もっと内需を促進させれば、
経済成長も可能なのではと思うのですが、、、
コロナの機会に、地方分散できるといいよね。
まとめ 地方分散の良い機会
丹羽宇一郎著「令和日本の大問題」では、日本のとるべき分岐点に関して、大都市への人口集中or地方への人口分散の2つの大きな流れの中で、日本がどちらの選択を採るかで大きく変わると指摘しています。今後、どこでも仕事ができるのであれば、家賃の安い地方へ分散していく可能性があるので、このコロナを機会に地方を活性化させることができれば、日本にとって明るい未来が待っていると言えます。では、今回は以上となります。最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!ではー。
「コロナ後の日本経済 内容とレビュー」著 須田慎一郎
「危機の時代」著 ジム・ロジャーズ 内容とレビュー
「ソフトバンク崩壊の恐怖と農中・ゆうちょに迫る金融危機」著 黒川敦彦 内容とレビュー
「令和日本の大問題 現実を見よ!危機感を持て!」著 丹羽宇一郎 内容とレビュー
わたくし(ベイファン)
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