今回は会社四季報の読み方について記載された本を読んでみました!
〇こんな方にオススメ
・株に興味がある方
・いろいろな会社を知りたい方
〇本書のゴール
・株を通して、いろいろな会社の見方を知れる
こんにちは!今回は「会社四季報の達人が教える 10倍株 100倍株の探し方」著 渡部清二さんの内容とレビューを記載致します!著者は20年以上、毎号200ページ超の四季報を読み続けた達人であり、読んでいて面白かったです。筆者は株をやったことはありませんが、株をやるかやらないかに関わらず、株の話を通して、たくさんの会社や業種を知れるのでオススメです。では内容となります↓
四季報は投資の武器
本書では会社四季報を読むことで上場企業について、1つでも知っている方が生活や仕事をする上でプラスになり、人生を楽しく、豊かにしてくれるとしています。四季報を読み込んでいくと、例えば「歩いているとマンホールのフタが・・・虹技(5603)!」、「長崎の人気土産、九十九せんべい・・・寿スピリッツ(2222)!でも親会社は鳥取にあるんだよな」といった四季報に沿った見方を自然にするそうです。その為、四季報は投資の武器として最強としています。
重要な4つのポイント
本書では、四季報の情報の中から、どの点の情報を重要視するかについて解説してくれています。主に4つのポイントを挙げており、
①増収率が高い:4年で売上高2倍
→「売上高なくして利益は存在しない」という考え方のもと、急成長という点に着目する
②売上高営業利益率が10%以上
→四季報の「営業利益率÷売上高=営業利益絵率」を算出し、10%以上の稼ぐ力を示す「営業利益率」に着目する(一般的には、金融を除く全産業の平均的な営業利益率は約7%としています。)
③オーナー企業
→創業者もしくは創業家出身の経営者が株主第1の筆頭株主などのオーナー企業であれば、トップマネジメントで経営されるので、成長という観点からはベストだとしています。
④上場5年以内
→RIZAPグループを例に挙げ、「上場5年以内」の若い会社が10倍株を見つけ出せる点だとしています。
この4つのポイントを四季報から読み取り、10倍株を見つけ出せる可能性が高まるとしています。又、「中小型株か、業績回復株か」いずれかが、有望株を見つけ出せる可能性が高いとしています。
低位株を20銘柄程買ってみるのがベスト
では、具体的にどれくらいの値段の株を、どれくらい買えば良いのかについて本書で読んでみますと、
・低位株→一般的に株価が300円程度より安い株を指し、さらに株価が100円以下の株を「超低位株」とか「ボロ株」などと表現するそうです。
・どれくらい買うか→同じような金額を20銘柄くらい購入することを推奨しています。
また、大事な考え方として、機関投資家ではなく普通の人のちょっとした気づきが大事だとしており、 株で儲けるというよりかは、株を通して知見を豊かにすることが大事であり、四季報の情報は儲かるor儲からないという読み方ではなく、参考として読み込むことだとしています。
売るタイミングとしては、自分の中で成長するというイメージがなくなった時だとしており、短期的変動する株価に一喜一憂するべきではないとしています。
早速四季報を買ってみた
この本を読んだ後、分厚い四季報を人生で初めて購入して、ざっとですが目を通してみました。はじめて四季報って読むとめんどくさいけど、面白い点もたくさんあるなと思いました。そして、本書の重要ポイントを意識しながら、有望だと思える株を2つ発見しました。
・(6571)キュービーネットHD 株価2,183円
いわずとしれたQBハウスの会社ですね。2018年上場であり、営業利益率は2019年度で9.4%、売上高は4年で1.3倍、オーナー企業ではなさそうですが、海外出店やアプリ導入によって、より売上高の増加が期待できそう。
先日も散歩がてら道を歩いていると駅前のQBハウスさんはいつも混雑しています。筆者は近場の散髪屋さんで1000円カットしてもらってますが、駅近にあるQBハウスさんってやっぱ需要が途切れなさそうですよね。
・(4248)竹本容器 株価769円
化粧品などのプラスチック容器を製造しているメーカーさんですね。独自の金型を使用しており、高品質で短納期を実現しています。上場は2014年ですが、設立は1953年と歴史は長く、調べてみると創業者一族が社長で、株式も大量に保有しているので、オーナー企業だと思います。営業利益率も約10%と高い数値を示しています。売上高はほとんど伸びていません。しかし、株主優待という特典つきで、今後プラスチックの容器の需要は増えていくのではないかと思っています。サイトも綺麗で、日本企業を応援する意味でも、今後タイミングが良ければ、100株購入してみたいと思いました。
書評
株を買ったことはありませんでしたが、何か知っといたほうがいいかなと思って買って読んでみた本書でしたが、内容的には具体的な四季報の見方や、株を買う際の指標を記載してくれているので、とても分かりやすくて参考になりました。併せて、四季報も買って読んでみたのですが、まだまだ読み込みは足りないと思っているので、日本の会社を知る意味でも、隙間時間に目を通していきたいなと思います。自分の知らない会社ってたくさんあるんだなって再認識してくれる本なので、オススメです。日経平均株価が2万を切るくらいに、もし買ってもいいかなと思える株を見つけたら買ってみたいですね。QBハウス、株価値下がりしてくれ!といったところで、今回は以上となります!最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!ではー。
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