今回は認知科学者の苫米地先生の本を読んだのでアップしますね!!
〇こんな方にオススメ
・最近、集中力が落ちていると感じている方
・感情に振り回されない方法を知りたい方
〇本書のゴール
・脳が集中できない原因を把握する
・枠外のゴールを設定して行動することで人生を豊かにする
こんにちは!今回は「「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」著苫米地英人先生の内容とレビューを記載致します。脳科学者といえば、茂木健一郎先生、苫米地先生、中野信子先生というイメージがありますが、今回は苫米地先生の頭のもやもやをスッキリさせる内容の本を興味があり、読んだのでアップしたいと思います!では内容となります↓
集中力を阻害する原因
本書では物事に集中できない理由を主に、8つの頭の中にあるゴミが原因だとしています。その頭の中にあるゴミを捨てるには、ゴールの設定が必要だとしています。以下8つのゴミを記載しますね。
①「感情」のゴミを捨てる
:いろいろな感情に反応して振り回される原因として、抽象度が低く、視野が狭くなり、すぐに反応してしまうからとしています。これに対して、抽象度を高くする必要性を述べています。つまり、視野を広げて(抽象度を高めて)物事をみることが重要だとしています。そのためには、枠外のゴールを設定し、それに向けて生きるべきだとしています。
・抽象度とは、視野の狭さ、広さのことを意味しています。例えば、Aさん→東京都民→日本人→人類→生物のように、抽象度が高まるほど、視野も広くなるとしています。
②「他人のものさし」というゴミを捨てる
:満員電車で会社に通勤している人でも、真に自由な人がいることに言及し、それはオリジナルの価値観があるからとしています。オリジナルの価値観をもつために、本音の願望を頭の中でイメージし、自分のモノサシで生き方・ゴールを決めれば、「常識のモノサシというゴミ」、「周囲のモノサシというゴミ」は捨てられるだろうとしています。
③「これまでの自分」というゴミを捨てる
:自分が見ている世界は過去で成り立つとしており、「仮想の自分」、「過去の自分」を捨てるべきだとしています。
④「マイナスの自己イメージ」というゴミを捨てる
:言語で世の中は成り立っているとして、例としてお金を挙げています。なぜなら、お金は現実で取引されている額よりも、株などの金融市場でやりとりされているいわば言語化された世界で動いているからです。そして、多くの人が子供の頃からの他人からの刷り込みによって、マイナスイメージに偏っているとしており、それを克服するためには、ポジティブな自己対話こそ必要であり、失敗を認めつつ、自己評価を下げないことをポイントとしています。
⑤「我慢」というゴミを捨てる
:”have to”ではなくて”want to”で行動するようにし、セルフイメージを傷つけないことが重要だとしています。やりたくないことを我慢して続けていると、そのイメージが濃くなり、「やらなくても大丈夫」ということが盲点となって見えなくなってしまうとしています。
⑥「自分中心」というゴミを捨てる
:これらのゴミを捨てねばならないではなく、自然と捨てられるようになるためには、やりたいことをやる、なりたい自分になる”wat to”に成った時だとしています。そして、それは自分中心で考えるのではなく、幸福というものについて考えることであり、あくまで本音で考えることが重要だとしています。
⑦「恐怖」というゴミを捨てる
:働いていないと食べていけなくなるというという恐怖は植え付けられた恐怖としており、例え失敗したとしても、最後には成功しているというイメージさえもてれば、それは失敗したことにはならないとしています。
⑧「論理へのとらわれ」というゴミを捨てる
:論理は線で辿っていきますが、本書では「ひらめき脳」という全体がわかることで、部分も分かるようになるために、現状の枠外のゴールを設定し、ゴールに到達した自分(全体)と現状の自分(部分)をイメージしながら、いったりきたりすることでひらめき脳が自然と身につき、強化されるとしています。
これら8つの頭の中にあるゴミが、集中力を阻害する原因だとしています。
枠外のゴールを設定する方法
本書では本来の集中力とはリラックスした状態とした上で、これらのゴミに対して、枠外のゴールを設定し、それに向かって行動していくことで、本来の集中力を取り戻し、リラックスして物事に取り組めるようになるとしています。主なゴールの設定方法・条件としてには、
①自分が何をすれば他の人が喜ぶだろうという視点でやりたいことを見つけてみる
②自分の本音にウソはつかない、自分中心で考えない
③ゴールは枠外で設定する≠実現可能なものは✖
例えば、会社内での出世をゴールとしてはいけないとしています。なぜなら、あくまで限られた環境だけの世界でのゴールの設定は、抽象度を下げることになり、結果として現状維持の脳機能(ホメオスタシス)が働き、現状内に縛り付けられてしまうからとしています。
あとがき
本書ではあとがきにて、東日本大震災を経験した際に、人間は自分のためだけに生きていては幸せになれない、自分以外の人のために行動してこそ人は幸せになれるとしており、自分の悩みや怒りで頭がもやもやしている時は、身近な誰かを喜ばせる小さな行動を起こしてみるべきだとしています。誰かの為に行動すれば、それが喜びを生み、頭のもやもやをなくすとして本書を締めくくっています。
いかがでしたか?自分が誰かのために何か行動するって素晴らしいですよね!!
そんなきれいごとは世の中では通用しないんだぞ。お前はまだ若いからそんな呑気なことが言えるんだ。で、最近誰かのために何かやったのか?
えっと、、、、毎日朝、職場の掃除をしています!!
当たり前だろ!話にならん!部員の為に毎朝のグラウンド整備も追加だ!!

書評
今回は著名な脳科学者の書籍でありましたが、筆者はもやもやしている原因は、実現できるかどうかわからないくらいのでかい枠外のゴールに沿って生きていないからと読み取ることができました。思考は実現するではないですが、そういった姿勢で日々を送ることができること自体が幸せなのかもしれませんね。最後まで読んでいただきましてありがとうございました。今回は以上となります。ではー。
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