
・オススメ度★★★★★★★
・人間について学べる度★MAX
こんにちは!今回は幻冬舎新書発行の「人間の本性」についての内容とレビューを記載致します。私はビジネス、人間に対する考え方の参考のために、よく丹羽宇一郎さんが発行している本を読むようにしているのですが、今回は人間に対することを記しています。
「動物の血」と「理性の血」
科学技術の発達に伴いITはどんどん進化している現代で、人間も同じく発達したかといえば、決してそうではなく、古代から全く変わらないと本書では指摘しています。どんどん便利になるけど、他人を攻撃したり(パワハラとか)するニュースをみると人間の自己中心主義は今も変わらないと本書で記載されています。人間には「理性の血」と「動物の血」があって、理性の血で動物の血を抑えているのが人間だと本書では解説しています。そして、動物の血はマグマのごとく人間の中に包含されており、いつ噴出してもおかしくないと記載されており、身近な例でいえば仕事上の責任逃れなどが当てはまりますね。
絶対的なものさしと相対的なものさし
本書では相対的なものさしをいわゆる世間の価値基準と表現しており、仕事では決して相対的なものさしでは測れない、絶対的なものさしをもって取り組むことの重要性を説いています。人生についても同じようなもので、資産とか家族構成とか交友関係とかのいわゆる世間から賛美されるものさし=相対的なものさしではなく、絶対的なものさしでしか、人間を測ることはできないと記載しています。
努力は人間の証
本書を読んで一貫して、人生の苦難について記載されており、その時どう考えどう努力するかについて記載されています。ストレスについても言及されており、ストレスという言葉自体が悪い方向にもっていっていると記載されています。このブログでもストレスについてのブログを掲載していますが(毎日の精神的な疲労に効く「疲れたら動け!」)、ストレスは本来生きていれば当然あるもので過剰に意識することの危険性を本書では記載しています。苦難に遭遇したとしても、人生とはそういうものだと割り切って、できる努力を淡々としてゆく、それが良い結果につながり、それが人間だからこそできることだと本書では記載しています。
私の解釈が入っていたりしますが、丹羽宇一郎さんの本を読んでいると、人生の基本について考えさせてもらえるので、非常にありがたいですね。また、読みやすい。けど、じっくり考えなければならない重要なことが記載されていますので、ぜひオススメの本というより、著者ですね。また、定期的にオススメ本を掲載していきたいです。今回は以上となります。ではー
わたくし(ベイファン)
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